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YAPC::EU 2015に行ってきました


初めまして。ソーシャルアプリ事業部シニアエンジニアの佐藤健太(@karupanerura)と申します。

この度、CC室からの依頼で、昨年スペインで開催されたYAPC::EU 2015に参加した際のレポートを書かせていただきます。

バタバタしていたら4ヶ月近く経ってしまいましたが、9月頭にYAPC::EU 2015に参加してきました。

YAPC::EUはずっと気になっていましたが、海外での英語のみの国際カンファレンスということもあり、なかなか敷居が高く感じており、参加することをためらっていました。

昨年のYAPC::Asiaのベストトーク賞(YAPC::EU 2015への参加権)を @uzulla さんが取ったことで、今年は @uzulla さんとつながりの深いひとも何人か行こうという機運になっていました。

そんななか、 @papix くんがぼくの背中を蹴ってくれたので、勇気を出してプロポーザルを提出したところ、なんとacceptされてしまったため行くことになってしまいました。

嬉しいけれど怖いというような複雑な心境でした。

 

本業の傍ら、ホテルや飛行機の手配、資料作成などを行っているうちにあっというまに当日を迎えます。(金銭的な面で会社からの補助として旅費を負担して頂くことになりました。本当にありがとうございます。)

飛行機のトラブルで到着が丸一日遅れましたが、日程に余裕を持っておいたお陰でなんとか遅れずに済みました。

会場はグラナダ大学(Universidad de Granada)

入り口(正門)はこんな感じ。右側にA4用紙で印刷された案内が。

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Pre-conference Meeting は何をやるのだろうと思っていましたが、中庭でちょっとしたパーティーをやるということのようでした。Perl Mongerたちがこんな具合で中庭に座ってピザを食べながら雑談をするという図です。

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ここで何人かのPerl Mongerと初めて英語で交流することになります。

自己紹介と身近な技術などに関して、ある程度の簡単な会話はできましたが、ボキャブラリーが少なく乏しい表現しかできなかったり、そもそも日本語でも会話に詰まることが多いというのもあり、あまり会話は続きませんでした。主に他のひと同士の会話を聴いて相槌を打っていたと思います。あと、空きっ腹にビールを入れたことですぐ酔ってしまったこともありそうです。とにかく、もっとここでもっとコミュニケーション取れていたら良かったなぁという後悔はありました。来年に活かします。

とはいえ、会場となったグラナダ大学のあるスペインも公用語はスペイン語ですし、参加者の多くは母国語が英語ではない国から来ているということもあってか、とても暖かく受け入れてくれたように感じます。

ほか、YAPC::Asiaと比較して、ばりばりPerlを使っている人が割合として多い印象でした。(ある意味、言語カンファレンスとしては当然なのですが)

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あと、こんな具合で釜を薪で焚いてピザを一枚一枚打って焼いていました。

とても美味しかったです。

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ただ、人が増えてくるとこんな具合で行列ができて大忙しという様子でした。

ともかく、こんな具合でカジュアルに会話していて、とても暖かい雰囲気でした。よかったです。

初日($days[0])はこれで終わります。

次の日から本格的にカンファレンスが始まりました。

受付の様子:

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Perlの書籍を置くコーナー:

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(何度かイタズラされてPERLがREPLにされていました)

ちなみに、、、、

グラナダの最寄り駅は那覇空港でした(たびら平戸口は経由地のヘルシンキ)

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聴いたトークの中では、Peter Makholm さんの Sandboxing Perl code with Linux Containers が特におもしろかったです。

Safe.pm などの具体的な問題点を挙げ、それを解決するためにLXCを使ったというような話でした。

ちなみに、懇親会で本人と話す機会がありましたが、(ぼくの理解が正しければ)関係する層を減らしてシンプルにするためにDockerは使っていないとのことでした。あまり複雑なことをしなければ、LXCを直接使うことも良い選択肢になるようです。

懇親会の様子:

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ほか、トークの合間にはコーヒーブレイクがあり、コーヒーやちょっとしたお菓子や水などが振る舞われました。

日本人はシャイだとはよく言われていますが、その意味が分かった気がします。みなさん、とてもカジュアルにコミュニケーションをとっていました。

そして、あっという間に自分の番がやってきます。

大変ありがたいことに、すごくたくさんの方々に聴きに来て頂きました。

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拙い英語ですが、Optimize perl5 code for perfomance freaks という話をしてきました。

@lestrrat さんや、弊社の @crazygirl_lover さんなどの協力を得て、なんとか形にできたかと思います。

 

質問もそこそこ出てくれたので良かったですが、一部の質問の回答をうまく説明できずに詰まったところ、 ”You should write a code!” という具合の助言をもらったのでコードを書いて説明したりしました。(そのあと、Sawyer Xさんに解説の補足をしてもらえました。うれしかった。)

このような具合でYAPC::EUはあっというまに終わってしまいました。

とても楽しく、また有意義な体験ができました。

また、わざわざ人がいろいろなところから集まるのだから、コミュニケーションを中心にカンファレンスが構成されているのは合理的だなとも思いました。

また参加したいです。

※蛇足

また、空いた時間で近所を観光したり、

ちょっと遠いところだとアルハンブラ宮殿を見学したりもできました。

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グラナダ自体もとても良い街でした。

グラナダにも改めて観光しに行きたいです。