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新卒でも裁量と責任を持って 1からモノを作る経験ができた【学生だった私が知らなかったコト】


   

こんにちは!採用担当の金岡です。
2020年4月に入社した私が「モバファクにはどんな社員がいて、どんなお仕事があるのか」を知っていくインタビュー連載
【学生だった私が知らなかったコト】

連載最終回は、2018年に新卒入社したディレクターのジョン ゼギョンさん。
1年目から新規事業に携わっているジョンさんに、「具体的にどんな経験を積んできたのか?」「どんな成長をしてきたのか?」を聞いていきます!

ジョン ゼギョン/駅メモ!チーム(2018年入社/総合職)
1から新しいサービスを作り出したいと、2018年に総合職としてモバファクに入社。1年目から、当時、新規事業として立ち上がったばかりのブロックチェーンのチームに配属され、プロダクト開発のディレクションや、ブロックチェーンを世間に浸透させるためのイベントの実施を担当。
その後、アワメモ!のディレクターとしてゲームの開発や運用に携わり、ブロックチェーン×ゲームの普及を目指す。
最近、趣味でプログラミングを始めて、PCで遊べるボードゲームを開発中。
過去のブログでジョンさんの働く日とお休みの日の過ごし方を紹介しています

入社後最初に配属されたブロックチェーンチームとは、どのようなチームですか?

当時新規事業として始まったばかりのブロックチェーン事業に携わるチームです。ブロックチェーンという新たなインターネットの仕組みを使った、面白いコンテンツや便利なツールを作って、世間に新しい価値体験を届けることを目指していました。

入社直後の担当業務が新規事業となりましたが、時代の変化に柔軟に新しい事業を展開していく所がモバファクが長く続いている理由だと思っていますし、もともと新しい事業に携わりたい願望もあったので、このタイミングで会社の新しい挑戦に携われることになったのはラッキーでした。

ブロックチェーンチームでジョンさんはどんなことをしていましたか?

大きく3つの業務を担当していました。1つ目はリリース後のサービスの運用・改善、2つ目は新規サービスの企画・進行、3つ目はブロックチェーンについての勉強会の参加や開催です。

まずは1つ目の、リリース直後のサービスの運用・改善について、経験したことを教えてください!

自分が運用・改善していたのは、ブロックチェーンを利用して生み出されたデジタルデータを保管したり送ったりできるウォレットアプリです。ブロックチェーンなどの新しい技術の場合、まだ法律が追いついておらず、問題を起こさないためにも、慎重に開発を進めていく必要があります。そのため、このサービスが法律の範囲内で安全に利用できることを示さなければいけません。それはリリース後も同様で、サービスに新機能を追加する際や、法律やプラットフォームの規約が変わった際も、適宜慎重に対応していく必要があります。

自分がやっていたのは、このサービスの運用や、新機能追加のための調査・企画・ルール作りです。企画やルールを法律に照らして設計したり、プラットフォーム会社の審査に通すために英語でサービスのルールを説明したりしていました。
もちろん法務の方や、英語に強い社員に相談しながら進めていましたが、当時新卒2年目の自分にサービス1個の存亡がかかっているという状態だったので、何とか解決できたときはほっとしました。これは、新規事業ならではの貴重な経験だったと思います。

2つ目の新規サービスの企画・進行について経験したことを教えてください!

まず新規サービス企画をする背景として、当時、まだブロックチェーンを使ったサービスが少なかったので、面白いと思うものをどんどん作って試そうというチーム方針がありました。みんなでアイデアを出した中から、複数のサービスをチームで作っていくことになり、その中の1つを、自分がメインで担当させてもらいました。

自分がやっていたのは、企画を詰めることとチームの進捗管理です。
企画では、このサービスはどんなもので、ゴールは何か、メンバーや時間がどのくらい必要か、いつまでに完成すれば良いかなどの詳細を固めます。
チームの進捗管理では、企画を形にするために必要なタスクを、エンジニアやデザイナーへ割り振って、スケジュール管理をしていました。
最終的にこのサービスはリリースには至らなかったのですが、新規プロダクトの企画とチームビルディングを学ぶことができました

3つ目の、ブロックチェーンについての勉強会の参加や開催について教えてください!

これは、割り振られた仕事ではなくて自分が主体的にやっていたものですが、ブロックチェーン界隈の知見や繋がりを得るために、勉強会やイベントに参加したり、開催したりしていました。
ビジネス視点で、ブロックチェーンを学びたかったこと、自分たちのサービスを広めたかったこと、そして、当時ブロックチェーンビジネスが他社でも立ち上り始めた時期で連携が大事だと思っていたことが理由です。
毎週いろんな勉強会に参加していたので、当時交換した名刺だけでも数百枚くらいになると思います(笑)

次に担当したアワメモ!の開発ではどんなことをしていましたか?

アワメモ!は新規事業のブロックチェーンと、既存事業の位置ゲーム「駅メモ!」を組み合わせた新規サービスで、そのリリースに向けた準備と、リリース後は運用・改善をしていました。

自分が初期に主導していたのは決済システムの部分です。アワメモ!はWebアプリなので、スマホアプリで使っていた決済システムをそのまま利用することができないため、Webアプリでの使いやすい決済システムを導入することが自分の役割でした。

また、ユーザーに楽しんでもらえるような、サービス自体の仕組みもチームのディレクターの一員として考えていました。
ユーザーに新しい価値体験を楽しんでもらえて、なおかつ、法律面で問題が無いような仕組みを考えて提案や設計をしていましたね。

新規サービスの開発を通じて学んだことはありますか?

ブロックチェーンチームにいた時に、法律が専門の人、英語に強い人、プラットフォームに詳しい人など、チーム外のメンバーにも相談することが多く、その時に「モバファクのメンバーはチームは違っても同じ目標をもつ仲間なんだな」ということを実感しました。
それまでは、自分の所属するチーム内で、仕事も自分の役割も完結すると思っていたのが、それを境に、チーム全体、会社全体を仲間と認識して働けるようになりましたね。

例えば、自分のチームで困難があった時に、手探りで解決方法を見つけるのではなく、他のチームに同様の試行錯誤をした人がいないか探して相談できるようになったし、逆にうちが既に試行錯誤したことを他のチームが苦戦してるのを察知して、解決方法を提案するなど助け合えるようになりました。

実際にアワメモ!チームで決済システムを決める際にも、他のチームにWeb決済の知見があったので相談でき、その知見を元にし、決済サービス会社との交渉を上手く行うことができました。

新卒から、1から何かを作る経験をしたことで身についたことはありますか?

企画やチームビルディングの力でしょうか。

企画については、アイデア出しで終わるのと、自分の意見をまとめて提案書を書いてそれを通すのとではレベルが違うと思います。モバファクだと後者の経験が出来、かつ、その提案が良いものであれば、若手でも受け入れてもらえます。提案書を書くチャンスが多くあったので、ただ企画を生み出すだけではなく、どうやったら企画に納得感を感じてもらえるかも考えられるようになりましたね。

チームビルディングについては、チームをチームとして機能させるのはディレクターの役目だと思っています。大切なのはメンバーに対して、各自の役割や、チームの進むべき方向を共通のイメージとして持たせることで、それを1~2年目からチームの中心としてディレクションを行うことで学べたのは良かったですね。

新卒から、大きな裁量を持ったことで得られたことはありますか?

やっぱり責任感や自信という精神面が大きいと思います。
自分の場合は、誰でもできる小さい仕事を無限に繰り返していると、自分が会社にいる存在意義を感じなくなってしまいがちです。逆に、大きい仕事を持ってきたり、自分が主導権を持って実際に仕事を成し遂げると、責任感も自信もついて、自分がこの会社に必要な人材なんだなと毎日のモチベーションが上がるんですよね。そして、そんな経験を積んでいくとどんなタスクが来ても、「自分はあれをやったんだから、これもできるはず」と恐れずに進められるようになります。
はりこの責任感や自信という面が、裁量が大きいからこそ身につく一番のことなのではないでしょうか。

今後の目標を教えてください!

もっと大人数を取りまとめる人になって、プロダクトを作っていきたいと思います。
また、趣味でもプログラミングをやっているので、その知見を深めて、開発者と目線を合わせ、精度高くプロジェクトを進めていきたいです!

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ジョンさん、貴重なお話ありがとうございました!
1年目から新規事業に配属でしたが、自分にできることを考えて主体的に貢献していたお話が印象的でした。若手でも責任ある仕事を任せてもらえる環境は貴重だと思うので、自分も主体的に動いて経験を積んでいきたいと思います。

モバファクのお仕事を知るために、インタビューしてきた【学生だった私が知らなかったコト】は今回でラストです。お話を聞かせていただいた社員の方々、連載を読んでくださった皆様、ありがとうございました!

この連載は今回で終了ですが、今後もみなさんの役に立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いします!

※オフィスの写真は2019年に撮影したものです