こんにちは!モバファク採用担当です。
モバファク社員のキャリア変遷を紹介するインタビュー第三弾となる今回は、2019年にエンジニアとして新卒で入社し、現在は「ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)」のマネージャーを務めている社員へのインタビューです。
新卒入社から6年間エンジニアとして実績を積んできた彼のキャリアの変遷について、詳しくお聞きしました。
撮影:WeWork TK Ikedayama
入社1年目
「駅メモ!」チーム→「アワメモ!」チーム エンジニア
1年目から核となる実装を経験
就職活動をしていた当時、「モノづくりをしたい」、「自分が作ったもので、人を楽しませたり、幸せにしたい」という思いを重視しており、これを基に就職活動を進め、選考のスピード感が最も速かったモバファクに入社を決めました。
入社して、新人研修ののちに最初に配属されたのは、「駅メモ!」の新しい「でんこ」(※)のスキルやイベントの開発を担当するチームです。そこでは、主に開発者がゲームの動作を確認するためのデバッグ機能の追加を担当していました。
配属直後はキャッチアップをすることに手一杯で、なかなかチームの戦力になれないことにもどかしさを感じていました。少しでも自分ができることをしたいと思い、通常のキャッチアップやデバッグ機能の実装のほかに、自主的にユーザーからのお問い合わせを確認するように。自分の中に「ユーザーが遊んでくれているからこそ、このゲームの運営ができている」という考えがあり、そのユーザーが何を思っているのかをより深く理解したいと思ったのが大きな理由です。
1年目から問い合わせを追っていたことで、2年目以降では問い合わせに対して率先して調査や不具合対応に取り掛かることができ、「駅メモ!」の細かい部分にまでさらに詳しくなっていきました。1年目の行動がそれ以降の好循環を生めたので良かったです。
その後、「駅メモ! Our Rails(略称:アワメモ!)」チームに異動しました。
異動した時点では、「アワメモ!」はまだリリース前で、リリース準備のためのタスクが、大小さまざまにある状態だったので、当時はわからないことも多かったのですが、とりあえず挑戦してみようという姿勢で、積極的にタスクを取りに行くことを心がけました。「今の自分にできるのか?」という不安もありましたが、まずは手を挙げて上長と相談しながらいろいろなタスクを担当し、その結果、1年目から幅広い経験を積むことができたと思っています。
その中でも最も大きなチャレンジだったのが、「アワメモ!」の地図機能の実装です。
現在「駅メモ!」アプリ版にも引き継いで開発し続けられている大きな機能ですが、その導入に携わることができました。この機能だけは仕組みが特殊で、「駅メモ!」チーム時代の経験があまり活かせないことや、指定のライブラリをどう使うか、「駅メモ!」アプリ版の旧地図機能をどう引き継ぐかなど検討事項も多かったです。2〜3週間かけて調査からほとんど自分一人で行ったため、大変ではありましたが、若手のうちからそのような経験ができたことは良かったなと思います。
※「でんこ」とは「駅メモ!」シリーズに登場するキャラクターの総称です。
入社2年目
「アワメモ!」チーム エンジニア
プランナー目線を養いチームの課題解決に貢献
当時、「アワメモ!」チームには「駅メモ!」の運用経験がないプランナーが多く、設定に困った際には「駅メモ!」のプランナーへの相談が必要でした。
頻繁な相談を避けるため、「駅メモ!」のプランナーの動きを詳しく知る人がチーム内にいると役立つと考え、入社1年目に「駅メモ!」チームで得た知見を活かし、「アワメモ!」チームとの橋渡し役を担いました。
また、橋渡し役を担う上でさらに「駅メモ!」に詳しくなろうと、「駅メモ!」チームの動きも頻繁に確認していたところ、「駅メモ!」での設定ミスをリリース前に発見して解消できたことも。「アワメモ!」チームだけではなく、「駅メモ!」チームにおいても設定時のトラブルに対応できるようになり、エンジニアとして、一段フェーズが上がったタイミングだったと感じています。
入社3年目
「駅メモ!」チーム エンジニア
「駅メモ!」の新機能の開発を担当
3年目には、「駅メモ!」チームに異動し、新機能の開発を担当しました。
上司にどんな仕事をしたいか聞かれた際に、「大きなタスクに挑戦したい」と答えたところ、「駅メモ!」の地図機能のアップデートを任されました。「大きなタスクに挑戦したい」と思った一番の理由は、単純に面白そうだったからです。もともと「モノづくりをしたい」という思いのもと入社したのもあり、大型の新機能を開発し、完成したものをユーザーに喜んでもらう経験がしたいと考えていました。
また、この地図機能のアップデートは、私が入社1年目に担当した「アワメモ!」の地図機能を「駅メモ!」に導入するという内容だったため、1年目の経験を活かしてほしいという上司の期待もあったのではないかと考えています。
このプロジェクトでは、初めてチーム全体の進行管理も任されました。
当時は、既に進行管理を行うための手法がチーム内で共有されていたため、これらの土台を活用することで、進行管理はスムーズに行うことができました。このときの経験がその後のキャリアの中でも非常に役立ったと感じています。
入社4年目
「アワメモ!」チーム→「駅メモ!」チーム エンジニア
「アワメモ!」・「駅メモ!」両方の新機能の開発を担当
4年目には、再度「アワメモ!」チームに異動し、その後「駅メモ!」チームに戻り、1年で2つのチームを経験しました。
「アワメモ!」チームは、1、2年目にお世話になったチームだったこともあり、「アワメモ!」をさらに盛り上げるためのプロジェクトが始まると聞いて、自ら希望して「おでかけポイント」という「アワメモ!」独自の機能開発を担当しました。
「おでかけポイント」の機能開発には、バックエンドの知識が不可欠だったのですが、これまでフロントエンドの開発を担当することが多かったため、自分自身のバックエンドの知識が少なく、このプロジェクトを通じて経験不足を痛感しました。しかし、今振り返ると大きく成長できた良い機会だったと感じています。
その後、「駅メモ!」チームへ異動し、主に、「駅メモ!」誕生8周年記念のアップデートである「お天気機能」や、アプリ版8周年記念の「アクセサリー機能」などの新機能の開発に携わりました。
特に「お天気機能」は、ゲーム内の体験を現実世界とリンクさせる機能として、ユーザーからも好評でした。天気によってキャラクターのセリフが変わる仕組みは、ゲームの没入感を高めるものとして、私自身もユーザーとして嬉しい機能だったため、このプロジェクトに携わってよかったと感じています。
入社5年目
「駅メモ!」チーム エンジニアリーダー
「駅メモ!」のゲーム内イベントの開発を担当
5年目には「駅メモ!」のゲーム内イベント開発に携わり、特に他のIPとのコラボイベントを多数担当しました。
中でも印象に残っているのは【推しの子】とのコラボイベントです。
このイベントは、いままで「駅メモ!」で実施したことのない新形式のイベントでした。
新形式のイベントを実装するためには、プランナーが考えたユーザー体験のイメージをもとに、実装に必要な作業量やスケジュールを考慮して、実現可能な実装案を提案する必要があります。担当プランナーのイメージを整理すると、既存のイベント形式を活用することで工数を抑えられることがわかり、新形式のイベントでもスムーズに対応することができました。
この提案は、私が「駅メモ!」のゲーム内イベントをいくつか担当し、イベントの仕組みに詳しくなっていたことと、1ユーザーとしてよくプレイしていた経験から提案できたものです。これまでの経験を活かしてチームに貢献できたため、非常に達成感がありました。
入社6年目
「駅メモ!」チーム エンジニアリーダー
新しいチームの立ち上げに携わる
6年目には、「駅メモ!」を開発する部署内の新しいチームの立ち上げに携わりました。
以前は「でんこ」のスキルやイベントの開発を行うチームが、並行して新機能の開発も行っていましたが、「駅メモ!」の体験を最適化し、新しい体験を生み出すことを目的とした、新機能の開発に専念するチームが新設されました。
これまで新機能開発に多く携わってきた経験を活かし、今後も新機能開発を中心にキャリア形成をしたいと考えていたため、この新チームで立ち上げメンバーとして選ばれたことがとても嬉しかったです。
しかし、立ち上げたばかりのチームだったため、運用が安定しないことも多く、大変な面も多かったと感じています。
当時、新機能開発を担当するプランナーが他のチームの業務も兼任しており、新機能の細かい挙動の確認に時間がかかり、開発が滞っていました。そこで、自身がエンジニアリーダーとしての指揮だけでなく、新機能の仕様提案や細かな動作の決定も担うことに。こちらである程度考えをまとめた上でプランナーへ確認をまわすことができ、双方のスムーズな進行に貢献できました。
プランナー的な業務は初めてでしたが、プランナーとしての目線を持つことは今後も新機能開発に携わる上で、自分の新たな強みになると感じ、貴重な経験ができたと実感しています。
入社7年目
「駅メモ!」チーム マネージャー
チーム全体のマネジメントに専念
7年目に差し掛かったタイミングで、マネージャーに昇格しました。
マネージャーになってこれまでと大きく変わった点としては、自分が直接関わっていないプロジェクトにも目を配る必要があることです。チーム全体のリソースを整理するため、自分の所属しているチームだけでなく、他のチームの状況も把握する必要があります。
そのなかで、自分はマネージャーとしてチームメンバーが開発に専念できる環境を整えることを意識しています。具体的には、現在進行中のプロジェクトで人手が足りているか、開発時間が確保されているかを常にチェックし、必要があれば他のチームにリソースを調整してもらえるよう依頼するなど、メンバーが開発に集中できる環境を作るのが私の仕事です。
マネージャーになったことで、手を動かすよりも全体を監督する役割が増えました。直接開発に携われないのは少し寂しく思うこともありますが、その分、チーム全体を支える役割にやりがいを感じています。
キャリアの転機
キャリアにおいて最も大きな転機となったのは6年目です。
この年は、自分が主導して機能開発を行うことが増え、大変なことも多かったのですが、エンジニアとして自ら手を動かす一方で、リーダーとしてチーム全体を引っ張り、メンバーがスムーズに動けるように全力でサポートすることに注力し、責任を持って成果を上げることを意識していました。
今後の展望
現在はマネージャーとしての経験を積んでいる最中です。
これまでメンバーとして意見を上に伝える立場だったのが、今は意見を受け取る側になり、視野が広がったことで、すべての意見を実現することの難しさを実感しました。それでも、なるべく多くの意見を取り入れ、チーム全体が円滑に運営されるよう努めたいと考えています。
また、チームがスムーズに機能するためには、メンバー全員が楽しく、やる気を持って働ける環境を作ることが大切だと感じています。これもマネージャーとしての自分の重要な役割であり、今後さらに力を入れていきたい部分です。
さいごに
現在モバファクでは、モバファクのこれからを一緒につくってくれる仲間を募集しています。興味がある方は、以下よりご応募お待ちしています!