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モバファクのエンジニアに業務内容と失敗談を聞いてみた〜エンジニア パネルディスカッション〜


4月11日(月)にモバファクのエンジニア3名をパネラーに迎え、社内勉強会制度「シェアナレ!」の時間を利用し、パネルディスカッションを実施しました。
パネルディスカッションでは、エンジニアの業務内容や苦労話、働くことで得られたスキルなどをテーマに、それぞれのエンジニアに話を聞きました。
今回のブログでは、パネルディスカッションで話された内容を一部編集してお伝えします。少しでもモバファクの雰囲気や働くイメージが伝わればと思います。

パネラーの紹介

入社から関わってきた業務の中で印象的な業務は何でしょうか?

odan
一番最初にやった業務が印象に残ってますね。
ブロックチェーンチームに配属されてすぐに、自分は当時新規のサービスだったUniqysのサイト作成を担当しました。もちろんコードも書いていましたが、どういうデザインにするかをデザイナーにヒアリングしたり、自分のコードをチームにレビューをしてもらったりと、学生の頃にはない開発の進め方に戸惑った記憶があります。
作っていたものが、全部真っ白に戻ってしまうなどの失敗もあって、仕事って難しいなと痛感しました。

M.K
odanさんと一緒で、入社1年目の業務のことをよく覚えています。
特に印象的だったのは入社3、4か月目のこと。「駅メモ!」の機能追加を任されることになりました。それまでは、ユーザーに見えない管理画面や軽微な修正を担当していたので、実際にユーザーの目に触れる箇所を開発することになって、とても緊張したことを覚えています。
自分が手がけた新機能をリリースした時のあの緊張感は忘れられないですね。

木村
「駅奪取」で行った使用言語の移行が特に印象的でした。
もともと利用していた言語が効率的ではないなと感じていたため、TypeScriptへの移行を提案したところ、自分にその業務を任せてもらえたんです。移行することで、どういうメリットがあるかを整理するところからスタートし、自分で導入までのスケジュールを引きながら、何とか移行を完了することができました。
大変だった分、チームにとっても自分にとっても価値があったなと感じています。

モバファクで働く中で成長したなと思う点はありますか?

木村
たくさんありすぎますね。(笑)
しいて言うなら、コードの書き方ですかね。学生の頃は、言ってしまえば趣味で開発をしていたので、自分の好きなようにプログラムを書いても問題がなかったんです。とりあえず動くものが作れれば良い、という感じです。
ただ、仕事においては、そういうわけにはいきません。一緒に開発を行うエンジニアが読みやすいようなコードを書く必要があります。1年目はコードの書き方1つとっても、新しい経験ばかりで、とても勉強になりました。

odan
木村さんが言っていることは本当によくわかります。
同じ開発といっても、学生の頃と進め方が大きく違いますよね。自分もモバファクで働く中で、仕事の進め方がこの数年間で成長したなと思います。
他をあげるとすると、モバファクでいうところの「ユニキス ガレージ」のようなSaaS(Software as a Service)に対する理解が深りました。学生の頃は、まさか将来自分がSaaSの開発を行うことになるなんて夢にも思わなかったです。
専門的な話ですが、マルチテナントという機能や、データベースの設計に関する知識にかなり詳しくなったと思います。

M.K
自分も2人に近いのですが、チーム開発に関しての能力が向上したと思います。
特に鍛えられたのが、物事を抽象化して本質を捉える力です。例えば、仕事において失敗が発生し、原因等を振り返ることになった場合、物事を抽象化する力は役に立ちます。特定の事象の解決策を抽象化することによって、一時的な対策だけでなく、より汎用的な気づきや対策を得ることができるんです。
抽象化の能力が高まったことで、サービスの開発でもチームビルディングでも柔軟に対応ができるようになりました。

モバファクで働く中で起きた失敗談を教えてください!

M.K
わかりやすい事例でいうと、サービスの一部機能に不具合を出してしまったことがありました。あれは完全に自分の確認ミスでしたね。とても反省したことを覚えています。
あとは、1年目の自分がひどいコードを書いていたということ。汚くて読みづらくて、今見ると書き直したい気持ちになりますね。当時の自分は、設計に関しても考えられていなかったと思います。

木村
自分も1年前の自分のコードに対して「誰がこのコード書いたんだ?」って思うことがよくあります。(笑)
1年間ではありますが、自分も失敗をたくさんしてきたと思います。
影響が大きかったものでいくと、M.Kさん同様にサービスの一部に不具合を出してしまったことを覚えています。タスクを抱え込み過ぎて余裕がなくなった結果、作業ミスを起こし、不具合を発生させてしまいました。
タスクを抱えすぎている時は、早めにチームにアラートを出したり、他の人を頼ったりしないといけなかったなと反省しています。

odan
2人のように、自分も日々失敗している気がします。
自分が特に印象に残ってるのは、新卒1年目に任されたブロックチェーンに関するアプリの検索ができるサイトの制作です。
技術選定から自分が担当したのですが、どういう技術を使うかの選定から間違えてしまったなと思っています。サービスの開発は、いかに少ないリソースで、予定したものを作るかが大事だとあとから知ることになったのですが、当時はスピードよりも良いサイトを作ることが重要だと思い込んでいました。質はもちろん大事なのですが、質にこだわるあまり想定より完成に時間がかかりすぎてしまいました。完全に目的と優先順位を見失っていましたね。

社会人1年目に戻ることができたら、何を自分にアドバイスしますか?

odan
どうでしょうね。「やるべきことをやっていれば、なんとかなるよ」と伝えますかね。
現在はマネージャーのサポートなどもあって、サービスに対してかなり自由にやりたいことをやらせてもらってますし、評価もしっかりしてもらっているので、自分がやってきたことは間違ってなかったと感じています。
1年目から「勉強会にいっぱい参加したい!」と、想いのままに複数の勉強会に参加してきましたが、結果として会社からは主体的だと評価してもらえました。だからこそ、1年目の自分には気持ちにストップをかけることなく行動し続けろと伝えると思います。

木村
「自分には何ができて、チームにとって何が必要かを考えて」と伝えると思います。
いろんなエンジニアがモバファクにはいて、総合力でいうと先輩の技術力は自分より遥か上。だからこそ、自分の強みを理解して、自分が貢献できるところで力を発揮することが大切です。
まずは、成果を出せるところで成果をコツコツとだして、信頼や評価を得ていくことが重要だと思います。

M.K
自分は少し2人と方向が違います。
「マネージャーや先輩の考えや話を聞こう」と伝えると思います。1年目の自分に「駅メモ!」の運用や開発を一緒にしていた先輩たちに、何を課題と捉えていて、どのように対処しようとしているのか聞いてもらいたいです。
というのも、今自分がマネジメント寄りのポジションにいて、チームを俯瞰してみることが多くなってきているんです。問題にぶつかる度に、憧れていた先輩たちならどう考えるかな?って思うので、その時彼らが考えていたことが聞けるなら、ぜひ聞いてみたいですね。

今後の目標を教えてください!

odan
全てについて詳しく、どんな問題も難なくこなせる全知全能なエンジニアを目指したいと思います。
そう思ったのは、1年目の経験が大きいです。先輩の異動や退職に伴い、自分が技術選定や方向性を決めなければいけない状況になったんです。案の定、その時の自分は知識が各方面で足りていなかったので、仕事を予定通りに回すことができませんでした。「知識がもっとあったらこんなことにならないのに!」と思った記憶があります。
あらゆる知識を持つことで、どんなトラブルや新しい問題にぶつかっても、柔軟に対応できるようになりたいですね。

木村
自分はodanさんと逆の考えで、自分のことを全知全能になんてなれるはずがないと思っています。
モバファクのエンジニアって、odanさんやM.Kさんみたいに技術が好きで知識が豊富な人が多いし、社外を見ても上には上がいるんですよね。だからこそ、他の人に負けないように、1つの能力を尖らせていきたいと考えてます。
まだ、2年目なので幅広く技術を学びつつ、何が得意なものを見つけるところからですが、いつかは何かしらの領域を尖らせていきたいですね。

M.K
僕も全知全能にはなれないと思ってます。
木村さんにすごいと言われましたが、逆に自分も新卒の人を見るたびに自分より強そうって思っていますよ。(笑)

自分が今後やりたいこととしては、チームのパフォーマンスを向上させることです。
1人でできることには限度があると考えているので、チームとしてのパフォーマンスをどうあげるかを今まさに考えています。仕事の進め方や、仕組みを改善すれば今以上に効率的に開発ができると思っているので、マネジメントに関する知識含め、学んでいきたいと思います。

最後に

先日実施されたエンジニア社員3名によるパネルディスカッションの内容をお伝えしました。
モバファクの業務内容や働く社員のことについては、随時発信をしていきたいと思います。

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