こんにちは、モバファク広報担当です。
モバファクがゴールドスポンサーとして協賛した技術カンファレンス「YAPC::Hiroshima 2024」(以下、YAPC)が、2024年2月10日(土)に広島国際会議場にて開催されました。
モバファクでは、セミナー参加支援制度を利用してYAPCに参加することが可能で、社員には交通費・宿泊費の支援を行っています。
今回は、YAPCに参加した久保田さんとT.Kさんにインタビュー。当日の雰囲気や感じたことを聞いてみました!
久保田さん 2020年新卒入社のエンジニア。開発業務のほか、Tech Blogを多数執筆し、Tech Blogの運営にも携わる。YAPCには初参加。 |
T.Kさん 2020年新卒入社のエンジニア。現在はインフラを担当。Tech Blogを執筆するほか、社内外のイベントに参加や登壇をしている。YAPCには初参加。 |
現地の様子について教えてください!
久保田さん
YAPCは、前夜祭と本編、その後の懇親会、翌日のアフターイベントで構成されます。
私は前夜祭・本編・懇親会に参加しました!
前夜祭には座る場所がなさそうなほど人がいっぱいで、公演がありつつ、お寿司などのご飯もあり、にぎやかな雰囲気でみなさん話が盛り上がっていました。
本編当日は朝から懇親会までみっちり予定が入っていて、ランチセッションでは、ライブレコーディングや対談などのイベントがあり、ご飯を食べながら楽しめます。
セッション中はXでリアルタイムにコメントや感想が投稿され、どの発表中も盛り上がっていました。
特に本編最後の杜甫々さんによるキーノートを聞いたときは、好きなことをずっと今でも続けていてすごいという気持ちと、尊敬する気持ちでいっぱいになり、会場全体も同じような気持ちで一体となった気がします。
会場では、運営として参加したモバファク社員の楠田さんが、いろいろな方から声をかけられているのを見ました。Perlのコミュニティに積極的に参加されているため、繋がりが多いのだと思います。継続的にコミュニティに貢献している姿に刺激を受けました。
本編終了後の懇親会にも数百人以上参加していて、こちらも圧巻でした。
T.Kさん
私は本編のみ参加しました。
会場にはホールが3つあり、それぞれでトークセッションを行っていました。気になるセッションを選び、そのホールに行くという方式です。
全部気になりましたが時間が被っており参加できないのが無念でした。
ただ、久保田さんなど同行の方と分担してセッションに参加したので、後で感想を共有しあうのが楽しかったです!セッション会場では、運営として参加した楠田さんが司会を頑張っていた姿が印象に残っています。
また、食事の提供もあり、お昼に配られたお弁当と、朝ごはんとして提供されていたおにぎりが最高でした。特におにぎりは拳ほどのサイズがあり、食べごたえ抜群でした!(具は鮭と昆布でした)
セッションはみなそれぞれの方法で聞いているのが印象に残りました。メモを頑張って取る人、話に集中している人、Xなどで実況している人など。
懇親会は帰りの電車の時間の都合で、あまり長く参加できなかったのが残念でした。
次は懇親会にも長く参加できるよう、後泊も確保して参加したいです!
YAPCに参加してみて、どんな学びがありましたか?
久保田さん
本当にたくさんの学びがありました。全部紹介することはできないので、2つだけ取り上げます。
1つ目は、三谷 昌平さんのトーク「VISAカードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方」での学びです。私自身も決済周りのコードを実装したことがあり、その裏側に興味がありました。
クレジットカード決済の仕組みには歴史があり、世界規模で利用される上に、曖昧な仕様があるとのことです。規模の大きさと対応の大変さを想像し、聞くだけで「ひえ〜」と声が漏れました。その曖昧な仕様については、未知の仕様を発見しやすい仕組みにして、まずは手動で対応したのちに、その対応を自動化されていました。そのほかにも、個々の例外的な挙動に対し地道な対応をされています。
話を聞いて、自分が過去にサーバーのバージョンアップのタスクをこなしていたときのことを思い出しました。自分は答えがない状況で調査・検証する期間が長く続いたのですが、経験者がやればもっとスッと進捗を出すのだろうと思っていました。しかし、発表を聞いてVISAの状況も当時の自分と似ていると感じ、あのときの自分のやり方は間違っていなかったと思うことができました。
今後も、ひとつひとつの例外事項に手を動かしながら戦っていこうと思います。
2つ目は、ohbaryeさんのトーク「My Favorite Protocol: Idempotency-Key Header」での学びです。失敗したリクエストを再送するとデータがおかしくなる問題について「あるある」と共感しながら、ネットワークプロトコルを改善することで解決する方法を知りました。
モバファクではこの問題について既に別の方法を使って解決していますが、もし早くにこの方法を知っていれば導入を検討することもできたかもしれません。
この問題に限らず、みなが抱える問題を解決するために生まれるRFCやIETFのドラフトには、さまざまな問題解決のヒントがあるのだろうなと思いました。たくさん読み、業務に活かしたいです。今後、それらを読むための社内勉強会を開催するというのも、ひとつの手かもしれません。
学び以外にも人との出会いや美味しいご飯もあり、とても楽しい時間でした!
T.Kさん
一番印象に残っているセッションはやんまーさんのトーク「awkでつくってわかる、Webアプリケーション」です。
awkはテキスト処理が得意なプログラミング言語ですが、機能はそこまで多くなく、Webアプリケーションを作るにはかなり頑張る必要があります。トークセッションでは、さまざまな工夫で課題を乗り越えたことが話され感動しました。なによりとても楽しそうに話されていたのがとても良かったです。
また、Songmuさんの「Blogを作り、育み、慈しむ – Blog Hacks 2024」というトークセッションで語られた「オタクの早口」の良さも面白かったです。
会場にはまさに、技術を中心にした「オタクの早口」が聞ける、できる場が整っており、参加者それぞれが好きなことを話しているんだなと感じることができました。
このトークセッションでは情報発信する目的・心がけについても話されました。Tech Blogで発信する身として、普段どうしても記事のビュー数などに注目してしまいがちですが、セッションを聞いて、なぜ書くのか、ポジティブに続けるにはどうすべきかを改めて考える機会になったので、同じく技術広報に関わるメンバーにも展開できれば良いなと考えています。
私も工夫と力技で面白いものを作るのが好きです。最近は個人開発や業務改善のアイデアを積んだままになってしまうこともあったのですが、YAPCで改めて刺激を受けて、それらを推し進めるモチベーションになりました!
ありがとうございました!
久保田さん、T.Kさんありがとうございました!
なお、今回のYAPCで運営に携わった社員へは、以下ブログでインタビューをしていますので、こちらもぜひご覧ください!
モバファクが「YAPC::Hiroshima 2024」にゴールドスポンサーとして協賛します
最後に
モバファクでPerlを使用しているということもあり、今回の協賛を通じてPerlやその他すべての技術に関わるエンジニアに少しでも貢献できればと思っています!
モバファクには技術好きな社員がたくさん集まっています。
技術好きな方はぜひ、以下よりご応募ください!