ソーシャルアプリ事業部地方創生担当の鈴木が、これまでO2Oコラボキャンペーンにご協力いただいた方々へ、率直なご感想を伺ってみるインタビュー企画!
第1回目となる今回は、2015年12月17日から2016年3月31日に渡って開催された『いわて×駅メモ! ~駅メモ!で巡る「黄金の國、いわて。」~』について、お話を伺いました。
モバイルファクトリーは”地方を元気に”をキーワードに、「駅メモ!」や「駅奪取シリーズ」を使ってユーザーの「移動」を促進するO2Oの取り組みを積極的に行っています。
その効果は果たしてどうなっているのか? 取り組みを行った地方ではどのように感じておられるのか?
私こと、ソーシャルアプリ事業部地方創生担当の鈴木が、これまでO2Oコラボキャンペーンにご協力いただいた方々へ、率直なご感想を伺ってみたいと思います!
※O2O:「オンラインto オフライン」の略称。インターネット上で利用するサービス(オンライン)を使って、ユーザーに実店舗(オフライン)へと足を運んでもらえるように行う取り組み。
今回は、2015年12月17日から2016年3月31日に渡って開催された『いわて×駅メモ! ~駅メモ!で巡る「黄金の國、いわて。」~』について、岩手県でゲームを活用した地域活性化の研究活動を進めている岩手県庁ゲームノミクス研究会会長(秘書広報室長)の保 和衛様(以下、保様)、IGRいわて銀河鉄道株式会社の高橋和久様(以下、高橋様)、三陸鉄道株式会社の冨手淳様(以下、冨手様)にお話を伺います。
岩手県の連携第一弾キャンペーンだった「いわて×駅メモ!」は、モバイルファクトリーにとって、それまで経験したことのない大規模な取り組みでした。
私個人にとっても、岩手県まで複数回に渡って足を運び、仕事のついでに海鮮丼やわんこそばに舌鼓を打った思い出深いキャンペーンです。(実は通っていた高校が岩手県の学校だったのでそういう意味でも感慨深い仕事でした)
そんなキャンペーンに対し、岩手県の皆様はどのような感想を抱いておられるのでしょう?(ドキドキ)
では、さっそくインタビューしてみたいと思います!
「いわて×駅メモ!」コラボキャンペーンについて、率直なご感想をお聞かせください。
保様:
岩手県は広いうえに、遠く離れた2つの路線が対象でしたので、3ヶ月という開催期間はちょうど良い期間だったと思います。
同時期に県が実施した別の観光キャンペーンもあり、そちらも一緒に楽しんだというゲームユーザーの方もいらしたようで、岩手県の魅力をまるごと伝えることができたと感じました。
結果として3ヶ月あまりで5,000人弱のゲームユーザーさんが岩手県内の対象駅で位置登録されたということですが、期待以上の結果に、私としても感謝しております。
高橋様:
駅メモ!のオリジナルデザインで作ったヘッドマーク掲出車両を走らせたり、IGR盛岡駅でそのお披露目会を開催したり、大変ながらも楽しいキャンペーンでした。
ヘッドマークのお披露目会の会場となった駅のホームでは、数十人のゲームユーザー様に加え、メディアの方も複数名いらっしゃって盛況でしたし、モバイルファクトリーさんのご協力もあって滞りなく会を進行することができました。
冨手様:
当社とモバイルファクトリーさんの取り組みは2度目なのですが、初回に比べるとかなり規模の大きなキャンペーンでした。
しかし、ゲームユーザー様への対応マニュアルを作成していただく等、キャンペーン実施にあたって丁寧な資料をご提供いただけたおかげで、無理なく開催することができました。
※三陸鉄道様とは、2015年1月22日〜3月23日にかけて「三陸鉄道×駅奪取」コラボキャンペーンを開催しております。
「いわて×駅メモ!」キャンペーンを開催したことで、なにか変化を実感されましたか?
保様:
「岩手県庁ゲームノミクス研究会」を立ち上げたちょうどそのときに「駅メモ!」を紹介いただきました。
また、県では、庁内に「いわてまるごと売込み隊」を組織し、岩手の魅力発信に取り組んでいたことから、岩手県とモバイルファクトリーさんとの連携協定締結に至り、「駅メモ!」とのコラボキャンペーンが実現しました。
これはとても画期的なことで、規模もかなり大きなものとなりました。この取組みによって、自治体側からみると、ゲームとのコラボレーションが地域活性化策のひとつとして広く認知されることにつながったのではないかと思います。
高橋様:
冬の寒い季節での開催でしたが、大変多くのゲームユーザーさんに北岩手を訪れていただきました。
IGR盛岡駅では「駅メモ!」缶バッジを求められる方が多く、二戸駅ではドリンクコースターを求めてお土産を購入された方も思った以上にいらっしゃいました。
位置ゲームの集客への影響力をダイレクトに実感することができました。
冨手様:
今回作成した「駅メモ!」オリジナルデザインの1日フリーきっぷも好評でしたし、通常販売している「きたいわてぐるっとパス」もコラボキャンペーンに合わせて、例年に比べて大変良い売上を出すことができました。
三陸鉄道沿線のキャンペーン協力店にも、かなりのお客様が足を運んでいただいたようです。
モバイルファクトリーとの取り組みについてはいかがでしたでしょうか。
保様:
自治体は公共性の確保をはじめ民間企業とは異なるルールもあるので、初めはやりにくい印象もあったかもしれませんが、意見交換・情報交換を密にすることで、途中からお互いに対応がこなれていったように思います。
まるごと売込み隊の活動は続いており、もし、もう一度キャンペーンをということになれば、さらにスムーズな展開ができると思います。
高橋様:
特に連携体制で問題と感じたことはありません。
オリジナルヘッドマークのお披露目会では、わざわざIGR盛岡駅までいらしていただきありがとうございました。
準備も共同で進めさせていただきましたが、安全を担保しつつ無事に終えられて感謝しております。
冨手様:
プレスリリースの原稿やオリジナルグッズのデザインなど、確認事項について、こちらも業務のため時間がなかなか取れず回答に時間を要し、ご迷惑をおかけしました。
が、反面細かく連絡を入れてくれるところはキャンペーン実施にあたって安心感にも繋がりました。
またモバイルファクトリーと位置ゲームを活用したキャンペーンを開催したいと思われますか?また、開催するのであればどれぐらいの規模をご希望されますか?
保様:
連携協定は引き続き有効ですから、ぜひまた一緒の取組みができたらいいなと思います。
前回は岩手県の北部が対象地域だったので、次は東日本大震災からの復興が進む沿岸南部の地域など県内の他の地域を訪れていただけるような企画がいいかもしれませんね。
高橋様:
IGRは、現在「駅メモ!」とコラボして株式会社トミーテック様開催の「つなげて!全国“鉄道むすめ”巡り」にゲスト参加中です!
IGR盛岡駅でかわいいミニスタンプ(アクリルフィギュア付き)も販売中ですが、ゲームユーザーの方々にもIGR盛岡駅へ既に多くの方にご来場いただいております。
引き続きIGR銀河鉄道線のご利用をお待ちしております。
冨手様:
ぜひ3度目のコラボキャンペーンを開催したいですね。
今度は南リアス線をお楽しみいただくキャンペーンなどいかがでしょう。
「いわて×駅メモ!」以降、なにか地域活性化の取り組みを行われましたか?
保様:
2016年11月に盛岡で「全国自治体ゲームコラボレーションフォーラム」を開催しました。
全国の自治体関係者や、モバイルファクトリーさんを含むゲーム会社さんなど200人にご参加いただいて、地域活性化に繋がる有意義な意見・情報の交換を行うことができました。
※本フォーラムについてはモバファクブログでも紹介させていただきました。
「全国自治体ゲームコラボレーションフォーラムに参加してきました!!」
高橋様:
先ほどの回答と被ってしまいますが