モバイルファクトリーの日常をお届けします

「苦手」を「やりがい」に変え、さらなる成長環境を求め続ける未経験エンジニア


ソーシャルアプリ事業とモバイルコンテンツ事業を手がける株式会社モバイルファクトリー。多様なバックグラウンドを持った人材が揃うなかで、中途入社のエンジニアの数は多くはありません。2015年に中途入社した、髙橋秀彰もそのひとり。今回は、もともと「プログラミングが苦手だった」というエンジニアのストーリーをご覧ください。

大の苦手だったプログラミングを、後輩の入社を機に克服

▲エンジニア髙橋秀彰
 

大学時代は法学部に所属。プログラミングの知識は一切なく、いわゆる文系の道を歩んでいた髙橋が、なぜエンジニアとしてのキャリアを歩むことになったのかーー。その背景にはリーマンショックによる就職難の影響がありました。

髙橋 「学生時代、IT企業は理系の人たちが行くものだと思い込んでいたので、あまり意識していなかったんです。ただ、兄が持っていた業界研究の本を読んでみたところ、未経験でもIT企業に入れることがわかって。そこで急遽、就職先候補のひとつにしました」

さまざまな会社の面接を受け、最終的に新卒で入社したのはとある独立系のIT企業。髙橋は総合職でしたが、その会社ではプログラミングの学習が必須とされていました。全員が、研修でプログラミングの勉強をしなければならなかったのです。

髙橋 「日本で1ヶ月、インドで3ヶ月のプログラミング研修があって、正直そのときから、『プログラミングが苦手だな……』という意識がありました。研修後、現場に立つことになっても、設計の後にやってくる“開発”のフェーズがずっと来なければいいと思っていたくらいです」

自分がプログラミングしたものはほとんどの確率で不具合が発生し、先輩に直してもらう日々。髙橋はどうしても苦手意識を拭えないまま、働き続けていました。そんな彼の意識が大きく変わったのは、後輩が入社してからのこと。

「さすがに後輩の前ではきちんとしなければ」という危機感を抱いた髙橋は、一念発起してプログラミングの勉強に本腰を入れるようになりました。

髙橋 「私はもともと受動的にする勉強に積極的になれず、研修などで学んだことは身にならないタイプでした。でも後輩が入社してから少しずつ自分のペースで学ぶようになると、ようやくプログラミングの楽しさがわかってきたんです」

「もっと現場で開発を手がけたい」プログラミングへの強いこだわり

 

プログラミングの楽しさに気づきはじめた髙橋は、自己学習を進めていくとともに、社外のイベントにも積極的に出ていくようになりました。業務と親和性のある勉強会はもちろんのこと、新しい言語を学ぶために「Perl入学式」というプログラミング初心者・入門者向けの外部勉強会にも参加します。

髙橋 「プログラマ向けのある書籍に“一年に一個、新しい言語をやったほうがいい”と書いてあるのを読んで、新しい言語を勉強することにしたんです。ただ、Ruby、Perl、PHP、どの言語を学ぼうか迷っていて。自分の性格上、なにか親しみが持てないと続けられないと思っていたので、同じ1987年生まれのPerlを学ぶことにしました」

インプットした知識は、どんどん仕事に還元されていきます。勉強会で学んだことは効率化に非常に役立ち、仕事の進め方にも良いリズムが生まれはじめました。

あれほどプログラミングを苦手としていた髙橋でしたが、自己研鑽の甲斐もあって、気づけばメキメキと力をつけ、周りから開発のスキルを認めてもらえるように。入社5年目には現場を離れ、メンバーのマネジメントをする立場に抜擢されるまでになりました。

しかしエンジニアとして順調にキャリアを積んでいくうち、髙橋の心の中にはあるひとつの想いが生まれていたのです。

髙橋「もっと現場で開発していたい、BtoCのサービスをやってみたいという気持ちが日に日に強くなっていきました。よりダイレクトにユーザーの声を聞きながら、システムの開発をしてみたくなったんです」

髙橋はBtoBのシステム開発をメインとしていたその会社を退職することを決意。そこで頭に浮かんだのがモバイルファクトリーでした。

ユーザーのためにコードを書いているーー役割が変わり気づいたこと

2015年、モバイルファクトリーの一員として再スタートを切ることになった髙橋。Perl入学式に当社の社員が大勢参加していたため、交流を重ねていくうちに、なんとなく会社の雰囲気に魅力を感じるようになっていました。

髙橋はモバイルファクトリーに入社するにあたり、「長きにわたって運用されてきたサービスのコードを読んで、いろいろなことを学んでみたい」と考えていました。そのため、モバイルコンテンツ事業部で働くことを希望します。

そこで実際に髙橋が担当しているのは「フロントエンド」。これまで経験してこなかったBtoCサービス、そして新たな業務に従事していく中で、仕事への考え方が変わりはじめました。

ただコードを書くだけでなく、エンジニア目線で企画を考案する、エンジニア以外のチームメンバーを巻き込むなど、幅広く業務に携わるようになったのです。

髙橋 「フロントエンドの仕事は、ユーザーの“使用感”に大きく関わります。だからこそ、企画者やデザイナーの言う通りにコードを書くだけではなく、密に連携しながらエンジニア目線での提案が求められるんです」

自分は、ユーザーのためにコードを書いている。ユーザーのためにならないことをサービス化しても仕方ない――。

もともとは現場のエンジニアとして自己成長したい、と転職した髙橋でしたが、モバイルファクトリーで新たな役割を得て、いつしか仕事の視点が変化していったのです。

エンジニアがサービス開発に集中できる環境が、自分を後押ししてくれる

▲2017年現在、Perl入学式にて講師を務めている

髙橋 「実は、入社してからほとんど残業したことがないんですよ。その分、家に帰って勉強したり、勉強会に行ったり。仕事とプライベートのバランスが取れているのはもちろん、しっかりエンジニアとしての勉強をする時間も確保できています」

2017年現在、モバイルファクトリーに入社してから1年半。モバイルコンテンツ事業部でさまざまな仕事をしてきた髙橋は、今でもこうした自己研鑽の意識を忘れていません。

フロントエンド系の勉強会やPerl入学式の他、最近ではUI/UXの勉強会にも積極的に参加。インプットした知識は、しっかりアウトプットにつなげて日々の仕事に活かしているところです。

髙橋 「モバイルファクトリーでは、私たちエンジニアがサービス開発に集中できる環境が整っています。たとえば日報なども、ボタンひとつで上長に提出することができる。事務作業や管理業務に時間をとられることがあまりないので、サービスを良くすることに時間を存分に使えるんです」

髙橋がもともと持っていた成長意欲と、それを後押しする会社の環境。その両輪がきちんと噛み合うことで、双方に良い影響が生まれています。

さまざまな学びをエンジニアとしての武器に変えてーー。これからも、モバイルコンテンツ事業部での髙橋の挑戦は続いていきます。

Text by PR Table