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モバファクの制度がリニューアル!〜リモートワークでも成長できる組織へ〜


モバファクでは2020年10月に開始したモバワークにあわせて、2021年1月に、コミュニケーション支援とキャリア支援に関する制度をリニューアル。

リモートワークとなった中でも、モバファク社員がより働きやすく、より成長できるような制度を目指して、ヒューマンリレーションズ部(以下HR部)の人材開発チームが中心となって、新制度の構築を行いました。今回の記事では、制度設計にメインで携わったHR部の小林さんと中さんへインタビュー!新制度の概要、制度に込められた想いについて伺いました。

今回のリニューアルで新しくなった制度を具体的に教えてください!


今回のリニューアルは0から新しい制度を作ったわけではありません。
もともと、オフィスワーク前提で作られていたキャリア支援制度を、モバワークでの働き方に合わせ、シンプルで使いやすい制度に変更しました。リニューアルした制度は、以下の4つです

小林
具体的にどう使いやすくしたかというと、セミナー参加支援や資格取得支援に申請を行う際に、今までは記載が必須だった「会社としての目的」を記載無しでOKとしました。というのも、業務に関係がある資格取得やセミナー参加をしてくれるのであれば、改めて記載してもらわなくても、会社側にも必ずメリットがあるはずだと考えたからです。
あと、書籍購入支援には大きな変化を加えました。今までの制度では、共有の図書として書籍の購入を行っていましたが、リモートワークでは共有は無理です。本の要約や、読み放題のサブスク形式のサービスの利用など紆余曲折を経て、個人で好きな本を買ってもらうことにしました。


書籍購入支援支援は、アウトプットを必須にもしました。
本を読んで終わりにしないためにも、アウトプットはとても大切です。
会社中に良いアウトプットが広がっている状態を作るためにも、その他のキャリア支援と同様にアウトプットをルール化しました。

小林
コミュニケーション支援に関しては、支援が受けられる範囲を広げることにしました。もともと新しく入ってきた中途社員や、メンターとメンティーに対しては一定のコミュニケーションに関しての支援制度がありました。ですが、リモートワークにおいて、チームメンバーや同じ職能を持つメンバー、上司と部下など、様々な関係性のコミュニケーションが不足することが想定されます。だからこそ、限定的な範囲ではなく広く使えるように制度を変更し、社員の裁量でより自由に利用できる形にしました。


今まで通りのメンターとメンティーでのランチや中途入社の方に対しての歓迎ランチはもちろんのこと、チーム内でのランチ、同期同士のランチなど、どんな括りでも利用できます。ちなみに、支援金額もデリバリーでの利用を考えて、以前より金額の上限を引きあげました!

このタイミングでなぜ、制度のリニューアルを行うことにしたのでしょうか?


より利用しやすく、より時代に合った制度にしようと思ったからです。
モバワークが始まって全社員がリモートワークとなったことで、既存のキャリア支援制度が新しい働き方に合わなかったり、制度を利用しづらい状況が生まれていたんです。そのため、早い段階で制度の最適化を行う必要があると考えて、この制度リニューアルプロジェクトは動き出しました。

小林
また、リモートワークでのコミュニケーション不足を解決するため、コミュニケーション支援の制度も同時に刷新しました。これまでは、気軽に社員間でランチを取るなど、コミュニケーションが自然に起きていたのですが、リモートワークになって物理的にそれができなくなった。自分も含めて全社員がリモートワークのコミュニケーションに慣れていないため、どうしても社員間の交流は減ってしまいます。だからこそ、制度でコミュニケーションを促進していきたいと考えました。


やっぱりエレベーターとかリフレッシュスペース内で「夜空いてたらごはん行きましょうよ!」とか、話す機会がほとんどなくなったのは寂しいですし、実際に部署外との交流は減りましたよね。

小林
新入社員と話していて「あの人が何を考えているかよくわからない」だったり、「あの人は何をしている人なんだろう?」みたいな話を聞くことが増えました。リモートワークの中でモバファクへ入社することになった人はやっぱり相互理解の観点で苦労しているなって、日々感じています。


今回の制度リニューアルによって、コミュニケーションのきっかけを提供することで、何かしらの問題解決になれば嬉しいですよね。

リニューアルにおいて「ココにこだわった」というポイントがあれば教えてください。


第一は、使いやすさの向上ですかね。会社に利用の申請をする時に記載すべき項目を減らして、よりシンプルにしたのもそうですが、申請のハードルを下げるために書籍購入支援とコミュニケーション支援を事後申請にしました。そして、この2つの制度に関しては部内での承認経路をなくし、HR部のみで承認をする、という形に変更しています。事前承認、部内承認が不要になり、だいぶ利用ハードルは下がったのではないかなとっています。
また、書籍購入支援において、全社員の興味範囲を網羅できるように、電子書籍でもOKとして、利用できる範囲を限界まで広くしました。制度を作った以上は、とにかくたくさんの人に使って欲しいので「簡潔かつ使いやすいか」という点には、かなりこだわりました。

小林
自分がこだわった点は、強制的な制度にしないことです。
キャリア支援において、例えば特定のセミナーを必ず受講してもらうという選択もあると思うのですが、全社的にそのような制度設計にしなかったのは、あくまで主体的に学習したいと考えている人を支援したかったからです。誰もが自発的にあれこれ学習ができる訳ではないですし、行ったことのないコミュニティへの参加は敷居が高いと感じています。だからこそ、そういう悩んでる人の手を引くというか、主体的に一歩踏み出すきっかけを提供する制度にすることができたら嬉しいです。

今後考えていきたいこと、取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

小林
制度の運用をきちんと回していきたいです。
制度を1月からリニューアルをしましたが、社内へ告知をして終わりではないと思っています。制度が使われて、コミュニケーションが増えて、良い関係が構築されて、やっとこのプロジェクトは成功となります。ポジティブな変化が制度によって少しでも起きてくれると嬉しいですね。


これからがスタートですね。
人材開発チームとしては、モバファクをリモートワークかどうかに関係なく、社員が成長できる組織・環境にしていきたいなと考えています。これから運用をしていく中で、課題がたくさん出てくると思いますが、柔軟に動いていって、より働きやすい環境を作り上げていきたいと思います。

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中さん、小林さんありがとうございました!

新しい生活様式に合わせてリニューアルされた新制度は、2021年1月より動き出しました!社内コミュニケーション支援制度「モバコミュ」や書籍購入支援制度を中心に、早速社員に定着し始めています。実際に制度を利用した懇親会や交流会が盛んに開かれています。
状況に合わせて、事業だけでなく制度も最適に変化させていく。これこそがモバファクのカルチャーであり強みなのかもしれません。

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