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新卒エンジニアが1年間でやったこと 〜MF AWARD 2021 ベスト新人賞 受賞者インタビュー〜


こんにちは。モバファク広報担当です。
2022年1月31日(月)に21期の年間総会が開催され、MFアワード、社長賞、クレド賞、グッドアウトプット賞の表彰が行われました。
※年間総会とは半期に一度行われる全社会議の1つ。今回の年間総会は21期の締めであり、社員の士気を高めていくための、一番大きな全社イベントです。

今回はMFアワードで、新卒1年目の社員で最も活躍した人に贈られる、ベスト新人賞を受賞した木村さんにインタビュー。
「新卒1年目でどんな業務をしたのか」「どんなことを意識して働いていたのか」などを聞いてみました!

表彰制度の詳細はこちら。2021年MVP受賞者インタビューはこち

木村 魁人/モバイルサービス事業部(2021年入社/エンジニア)
学生時代は、ゲームの人工知能に関する研究や、趣味でプロダクト開発や個人ブログでの発信を行う。
モバファクへはフロントエンドからインフラまでフルスタックに技術が学べることから入社を決める。
入社後は駅奪取チームに配属され、ゲーム内の新規機能開発や既存機能の改修を担当するほか、フロントエンドの開発環境を改善するため、使用言語の移行も行った。

まずはベスト新人賞おめでとうございます!受賞した感想を教えてください!

受賞すると思っていなかったので驚きましたが、すごく嬉しいです。
この1年は、比較的得意なフロントエンドでチームの課題解決をしたり、それらの内容を会社のTech Blogで発信したりしたので、そこを評価していただけたのかなと思います。

特に駅奪取のフロントエンドの開発環境改善には力を入れました。それができたのは、チームが新卒1年目の自分でも改善提案をしやすい雰囲気を作ってくれたからこそですし、実際に改善方法を採用してくれてとても感謝しています。

Tech Blogについても、当初は新卒1年目の自分が会社の看板を背負って書くのはハードルが高いなと思っていたのですが、「特別な内容でなくても良いよ」と書きやすい雰囲気や仕組みを作ってもらえたので、積極的に発信できました。

配属されてから行ってきた業務を教えてください!

配属直後は、サービスの理解のためにチームが用意してくれていた課題を行いました。具体的には、ゲーム内の状況に応じたメッセージの表示や、付与する報酬の調整、また管理画面の改善などを行い、細かなところまでサービスや技術について理解を深めていきました。
※駅奪取チームの新卒受け入れ準備についてのインタビューはこちら

課題終了後は、ゲーム内のガチャ機能の改善プロジェクトに加わることに。自分はフロントエンドに興味があると伝えていたこともあって、最初はフロントエンドの業務を任され、仕様に従って実装を行いました。

夏頃から、仕様や段取りを考えることから開発まで一貫して担当することに。新機能やイベントの実装を1から行うのは、やりがいがありましたね。

また、駅奪取のフロントエンドの開発環境の改善も行いました。プロダクトの歴史が長く、開発環境が古くなっていたことで、チームの開発体験が課題になっていたんです。使用言語をJavaScriptからTypeScriptへ移行することで、安全性や開発スピード、ソースコードの質を向上できると提案を行い、移行業務を任せてもらいました。

この1年で特に大変だったことは何ですか?

やはりフロントエンドの使用言語の移行でしょうか。移行の提案自体はスムーズに進んだのですが、その際にもともとの言語やコードの背景を理解するのが大変でした。

歴史が長いプロダクトの開発は、積み重ねられたコードの意図を正しく理解したり、言語そのものを深く理解することが求められます。
使用言語を古いものから新しいものへ移行するとなるとなおさらで、既存のコードを根本から理解して、残すべき要素はどれで、安全性を保つためにはどうするべきかを効率的に考えていかないといけません。
貴重な経験ができてとても勉強になりましたし、大変だった分、無事に終わったときの達成感もひとしおでした。

この1年間、仕事をする上で意識していたことはありますか?

普段から、何が課題で、課題をどう解決をしていくかを考えるように意識していました。自分は大学時代から開発環境にこだわりが強いタイプというか、能力に自信が無いからこそ仕組みで効率化したいと思うタイプです。大学時代の知見も活かしながら、チームの課題を仕組みで解決できるよう提案・実施してきました。

また、1年目の自分の提案をチームとして採用すべきか、メンバーが判断しやすいようにすることも意識していましたね。具体的には、課題の解決策として考えられる案を複数提示し、検証結果やメリットデメリット、実装の段取りを明確にしました。加えて、作業ログも残していたことで、提案の背景や根拠が抜け漏れなく伝えられたと思います。

今後の目標を教えてください!

1年目はフロントエンドもサーバーサイドもインフラも携わっていましたが、自分が得意というのもあり、割合としてはフロントエンドを任されることが多かったです。だからこそ、2年目はフロントエンドに寄りすぎずに全体的に携わっていこうと思っています。
というのも、自分は将来的にはどこかの技術に特化したエンジニアになりたいのですが、少なくとも新卒2〜3年目までは馬力をつけるために、幅広く経験したいためです。
もちろん引き続きフロントエンドの改善も行っていきたいので、ボトルネックを見極めて、優先順位をつけて、チームの課題解決に貢献していきたいです。

最後に

木村さんが新卒1年目から、チームの課題を見つけ、主体的に提案・実施してきたことがよくわかりました。今後も木村さんの活躍が楽しみです!

モバファクでは、中途・新卒共に、一緒にミッション達成に向けてチャレンジしてくれるメンバーを積極的に募集しています。
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