モバイルファクトリーの日常をお届けします

【モバファク25年の軌跡 vol.1】2001年、廃校の一室から始まった挑戦


こんにちは。モバファク広報担当です。
2026年10月1日、モバファクは創業25周年を迎えました。今月から全5回にわたり、モバファクが歩んできた四半世紀を振り返っていきます。

現在のモバファクは「ステーションメモリーズ!(略称:駅メモ!)」をはじめとする位置情報ゲームを中心に展開していますが、創業当時は全く異なる事業からスタートしました。

家賃1万円、廃校の一室

2001年10月1日、有限会社モバイルファクトリー(2003年に株式会社へ組織変更)が誕生しました。
起業の舞台となったのは、荒川区の起業支援プロジェクトで貸し出されていた、西日暮里の廃校内のオフィス。入居期間1年、家賃はわずか1万円でした。
創業時、代表の宮嶌はたった一人でモバイルファクトリーを立ち上げました。半年ほど経って元同僚のエンジニアが合流し、少しずつ仲間が増えていきましたが、創業1年目は赤字からのスタートという厳しい現実に直面します。
どれだけ資金繰りが苦しくても、宮嶌が心に決めていたのは「一緒に働く社員の給与だけは絶対に遅らせずに払い続ける」ということでした。その背景には、宮嶌自身が10代の頃に「お金がないことで大切な人を守れない」という経験があります。これは、のちに制定した行動バリュー「社員は財産である」の土台になっています。


創業当時のオフィス風景

「トップ営業マン」がぶつかった、無名ゆえの壁

2002年、急速に普及していた携帯電話の「着メロ®」に着目し、低単価で手軽に楽しめる着メロサイトの展開を始めます。同年2月には、企業が商品購入者などの景品として「着メロ」をプレゼントできるノベルティサービス「melop♪(メロップ)」をリリース。端末ごとの個別設定を不要にする画期的なシステムで、サービスには絶対の自信を持って臨みました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

宮嶌には前職でトップ営業マンだった実績があり、「この商品なら絶対にいける」と意気込んでいたものの、できたばかりの無名の会社には「信用」が一切なく、ドアすら叩かせてもらえない日々が続きます。「実績と信用」がない状態からスタートする厳しさを、身をもって知る苦しい時期でした。

起死回生の『メロプレDX』と大手企業との信頼構築

それでも諦めずに営業と改善を重ね、2002年10月にリリースしたのが『メロプレDX』です。カードに印刷されたIDを使って簡単に着メロをプレゼントできる販促支援ツールでした。
このサービスを販促ツールの見本市に出展したところ、大きな注目を集めました。大手通信キャリアをはじめとする有名企業から次々と導入が決まり、会社の信用力は一気に高まりました。
こうして、2002年の冬、携帯電話の普及に伴い、高音質音楽やカラー画像を楽しむという時代の追い風を受け、モバファクの経営は軌道に乗りはじめます。確固たる手応えを得て、次なるステップへと踏み出しました。

※「着メロ」は株式会社ビジュアルアーツの登録商標です。

 

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連載第2回は、「着メロ」の事業の成功を足がかりに、勢いに乗って怒涛の展開を見せた2000年代中盤を振り返ります。