モバイルファクトリーの日常をお届けします

東京労働局よりベストプラクティス企業に選定されました!


長時間労働を解消し、働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいる「ベストプラクティス企業」として、当社が訪問企業に選定されました。
選定に至った経緯やこれまでの取り組み、今後の展望をヒューマンリレーションズ部部長の小出 浩子さんにお聞きしました!

ヒューマンリレーションズ部 部長
小出 浩子

※ヒューマンリレーションズ部…『「モバイルファクトリーらしさ」が強みになる人・組織をつくること』をミッションに掲げ、人や組織から事業に貢献していくチームです。

— 選定の一報があったときはいかがでしたか。

非常に驚きました。

ベストプラクティス企業訪問視察のお話を頂き、ネットで検索すると、過去東京都のベストプラクティス企業は日本を代表する企業ばかり。今日はエイプリルフールなんじゃないかと思いました(笑)

それは自分だけではなく、役員とメンバーに報告したところ、全員喜びの前に驚いており、「なぜうちが!?!」と同じ反応でした(笑)

直接労働局の方とお会いすると、当社の生産性向上の取り組みやカフェテリア休暇、長時間労働の取り組み等施策等をよく理解してくださり、当社を評価していただいているのが伝わってきて、長年の取り組みがこうしてこういう形となり嬉しかったですね。

— これまでの取り組みを教えてください。

2009年にソーシャルゲームビジネスに参入した頃から、業界自体の注目度があがり、労働市場の競争力激化、特にエンジニアの採用力及び定着が重要な経営課題となりました。

当社が上場したのは2015年。

つまり2012年は企業の認知度がかなり低く、優秀な人材は知名度の高い企業にいってしまします。

そのころ、並行してサービスリリース厳守のため長時間労社員の蔓延化や休暇の取得率が低迷等の問題がありました。元々、代表である宮嶌自身が、今ほど生産性という言葉が浸透していないころから、『仕組化して効率的に』というキーワードを念頭に経営していましたが、競争力向上のために生産性の向上及び採用力強化が急務でした。

そんな中、 宮嶌の指示で2012年ごろ、働き方改革に取り組み始めました。

取り組み始めた当初は、ノー残業デーでも残業している社員が多数、また電気を消したところで残って残業、また人事が何か言っている状態でした。当然だと思います。足元の業務が減らないのに「退勤してください」なので…。

試行錯誤しましたが、転機はオフィス移転。生産性向上のためにオフィスファシリティ及びIT投資を加速しました。

主な取り組みは、働き方の面では以下の通りです。

今、こうして当社の働き方が組織文化と定着できたのは、事業部の管理職の協力があったからこそです。運用に協力してくれたことがとても大きいです。

ー 小出さん自身が生産性を高めるために意識していることはありますか。

アウトプットから逆算して業務をするようにしています。
私はチームマネジメントの立場ということもあり、アウトプットにチームの力を活かしています。1人で考えるより効率的ですし、メンバーの考え方の違いこそがアウトプットの質を高める源泉になっているような気がします。
事業部のアジャイル開発考え方を参考にしています。
また、敢えてやらないことも決めています。
例えば資料作りに時間をかける(すべてフォーマット化)から、細かいことをいうと、備品は最小限(運用管理コスト削減)、掲示物貼付なし(貼替コスト削減)、オフィスファシリティ管理を外部に委託等 、自社の付加価値に直結しない業務は「やらない」という選択をしています。

また、個人的なことを言うと、自分の行動をある程度ルーチン化して無駄を省く。
例えば、月、週、日単位でこの時間は何をする、等決めています。
(予定通りいかないことも多いんですけどね。)

ー 今後の展望は?

現在、当社の事業方針は位置ゲームの安定成長と、新規事業・ブロックチェーンへの投資拡大を行い、ブロックチェーンビジネスの主要プレイヤーとなることです。ブロックチェーン事業の市場規模が3年後、15倍にもなるチャレンジングな市場に挑戦しています。
一方、それを支えるのが当社の位置ゲームやコンテンツ事業。安定の両軸のバランスが重要です。
そんな中、私たちも経営戦略と同様で、 組織及び人の成長と安定をサポートしていきたいです。

成長の分野でいくと、人材採用の更なる強化ととキャリア開発支援、個のパフォーマンス向上がチーム力向上。生産性の更なる拡大です。メンバーが高いパフォーマンスが出るように支えたいです。

安定は社員が更に安心安全して業務ができるような環境と心理的安全の提供です。
育児介護、傷病社員の支援や健康増進、メンタルケア等、社員が安心して過ごせる環境づくり引き続き構築していきたいです。

この両軸がうまく作用すれば、事業成長に大きく寄与できると思っています。改めて、当社のバリューである「社員は財産である」を胸に常に仕事に取り組んでいき、「世の中テレワークだけど、会社に行きたい。会社で仕事をするとみんなに会えてクリエイティブな発想がうまれる。みんなと会えるのが単純にたのしいしおもしろい。」そんな風に思ってもらえるような会社としたいですね。