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モバファクの人事評価制度はどう作られているのか? 〜登壇レポート


こんにちは。モバファク広報担当です。
9月28日(月)に開催されたHR NOTE主催の、『HR-Study #6 「人事評価制度」はどう作るのか? 各社の取組事例と効果的なシステム運用方法とは』というイベントに、ヒューマンリレーションズ部 部長の小出が登壇しました。

株式会社HARES 西村様がモデレータを務め、RIZAPグループ株式会社 齊藤様、シミックグループ 藤崎様と弊社 小出が登壇する、オンラインでのイベントです。

今回はイベントレポートとして、トピックごとにモバファクの人事評価制度について、簡単にご紹介します。
イベント全体のレポートはHR NOTEにご掲載頂く予定です。お楽しみに!)

人事評価制度のコンセプトについて

まずはじめに、人事評価制度のコンセプトや特徴についてのセッションです。
各社、近しい点もありながら特徴的な部分もあり、規模や背景などが伝わるトピックでした。

小出:モバファクではMBO(Management by Objectives)に近い、成果目標と行動目標の二軸で評価を行っています。

成果目標は、全社で掲げている目標からチームごとの目標に落とし、OKR(Objectives and Key Results)のエッセンスを一部取り入れています。行動目標は、人材バリュー(下図)に紐付けて、グレードを5つに分け定義しています。

また、人事評価システムはカオナビを利用しています。

●モバファクの人材バリュー

 

コロナ禍における評価制度について

次に、コロナ禍においてリモートワークや週数日の出勤など、働く場所が変わったことによって、現行の評価制度に修正やアップデートなど何か対応をしたのか、各社に質問がされました。

小出:モバファクでは2月17日(月)より、現在も全社員がフルリモートワークをしています。
正直、最初は評価がどうなるか心配でした。評価前は、リモートワークになったことで行動評価がしづらくなるのでは、という懸念も多く上がったので、以下の3つのお願いを新たに行いました。

毎月1回1on1:管理職へメンバー全員に対してGoogle Meetを活用しての1on1の実施を必須としたこと
毎月ログを残す:社員が毎月の目標進捗状況をカオナビ(その他ツールも可能)に記載すること
上司からのFB:上司からも3ヶ月に1度振り返り面談の実施とカオナビへのコメントを記載すること
この3つを徹底と管理職の協力がありフルリモートワーク移行後も、評価は問題なく完了しました。

 

また、行動の可視化については、従来より毎月社員同士でクレド投票を行なっていたことに加え、新たにグッドアウトプット賞という、良いアウトプット(ドキュメントや社外での登壇など)に対し社員同士で賞賛し合う賞が社員からの働きかけにより新設されました。
これにより、どういった行動が良いのか、良いアウトプットとは何か、社員の理解も進み、社内外でのアウトプットの数も増えたなと感じています。

 

人事評価制度はどのようにして決定されたかのか?

続いては、現在の人事評価制度がどのように策定され、どう運用されているのか、またシステムをどのように活用しているのかについてです。
各社現在取り組んでいることなど、事業や組織の背景を踏まえ話がされました。

小出:人事評価制度は2014年にリニューアルを行い、そのタイミングでカオナビを導入しました。
IT業界で取り巻く環境もどんどん変化していく中、経営戦略に合わせ、人材バリューも変更し、毎年評価制度も少しずつ変わってきています。

もともとは、成果の創出のプロセスが「個の力」が主であったことから、特筆すべき成果を出した社員に高い報酬を出していましたが、「チーム」で協働しながら成果を創出する方法に変更したのをうけて報酬制度を全社員分配(支給額は成果目標に応じて決定)に変更しました。また、社内に専門職(エンジニア、デザイナーなど)が多くいるので専門職としてキャリアステージを明示した職務ランク制度を導入しました。

 

また、もともとは人事が評価制度を作成し全社導入していましたが、現在のものは、現場に協力依頼をし、事業系の部長や管理職の一部と共に報酬制度や職務ランク設計しました。まだまだ課題はありますが、人事制度を通じ成長に繋がるような仕組みになったと思います。

それによって、現在は従業員エンゲージメントサーベイで「評価や報酬」に対してのスコアは過去最高となっています。

人事評価システム導入の背景

人事評価にシステムを導入した背景と、当時比較検討したシステムについての話です。
各社異なるシステムを利用していましたが、それぞれの企業の規模や状況、求めるものに合った、選定を行なっていました。

小出:元々はExcelで評価を行っていたのですが、組織の成長に伴い、管理が大変になってきており、また、人事情報(評価、異動、採用など)がローカルフォルダの中に点在しており、組織変更も多かったためシステムの導入を検討し始めました。

いくつかシステムを検討する上で、カオナビさんは弊社の要望に対し、「全て対応します」と言ってくださいました!
現在でも継続して社員からのUI/UXに関するフィードバックにも対応してくださっています。

今後は、人事評価にエンゲージメントや採用の情報なども掛け合わせ、さらに分析を進めていきたいと思っています。

 

その後質疑応答があり、イベントは終了。
1時間半の短い時間ではありましたが、各社の組織や評価制度の現状、現在の課題、また生々しいお話もありました。(全貌はHR NOTEのレポートをお楽しみに!)

どの企業も組織や環境の変化に合わせ、ゴールはなく変化し続け、常により良いものを試行錯誤していく、という姿勢が熱く伝わってくるイベントでした。
お声がけいただきありがとうございました。

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